みんな政府に踊らされた?GoToキャンペーンの落とし穴

GoToキャンペーン適用時より、いま普通に予約した方がホテルの宿泊料金が安い!

なぜだろうか?

カラクリは簡単です。
レート式の料金設定をしているホテルでは、閑散期には価格が下がり繁忙期には価格が上がる。つまりGoToキャンペーンで多くの人がホテル利用をすることによって繁忙期並の最も高い料金設定に上昇する。
そこからGoToキャンペーンが適用されました。

実際にあった例ですが、
GoToキャンペーン適用による予約時は、¥9,646 (GoToキャンペーン35%適用後、一泊2日) だったのが、
GoToキャンペーン見送りによって一旦キャンセルされ再予約時は、¥5,290 (一泊2日) になったのです。

GoToキャンペーンは、旅行関係業者を助けるという目的は、ある程度効果があったように思います。一方で消費者の観点から本当に安かったか、得だったかというと疑問が残ります。

次に気になるのは、「この後は、どうなるか?」ということです。
「コロナが落ち着けば」というポジティブな見方もありますが、一方で、コロナが落ち着いた頃には、消費者も現金が底をつき旅行どころではないということも考えられます。
その頃には、経済は回復方向と判断され行政による支援策は期待できないでしょう。
そうなれば、バブル崩壊後のように時間を置いて倒産の連鎖が起きてしまうかもしれません。

産業革命や江戸から明治のように時代が大きく変わるときは、無くなる産業と新たに生まれる産業があります。

行方を注視しておこうと思います。

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