先日、この働き方ハックで記事にした内容に「利用者としてのITリテラシーの低さ」を指摘しました(本記事の一番下のリンク参照)。
同様に「コロナ禍で露呈した日本の労働力の弱点」としてパソコンが苦手ということがこちらの記事で取り上げられています。
この記事の中では、「一般国民全員に利益がある教育機関のIT化投資を長らく怠ってきた。民間組織も、初期投資が大きく、年功序列のヒエラルキーをひっくり返してしまうIT化になかなか踏み切れないのだろう。日本の「ハンコ文化」が典型的だ。」と述べている通り、今回の在宅勤務推進においても押印のためだけに出社が問題視されたりもした。思い返せば、経団連の会長に中西氏が就任した際に、それ以前に会長室のパソコンが無かったことを指摘していたが、経済界のトップですらこのような有り様だったことを思えば、納得のいく話でもありますね。
確かに、「パソコンが苦手」なことで、リモートワークやテレワークの生産性が低くなることは容易に想像ができますし、オンライン授業が出来ない理由としても納得できます。
利用者としてのITリテラシーを高める第一歩としてパソコンを使えるようになることから始める必要がありそうです。
オンライン授業の受講者側である学生についてもパソコンを使えるようにすることや、自宅にインターネットをひくことが求められるでしょう。そして学生においては、今後の就職においても「パソコンが使えること」は採用の必須要件に上がってくると思われます。
ビジネス、学校、家庭の全ての領域においてパソコンが使えるようになることは、これからの社会においてペンと紙を使うように当たり前になるのかも知れません。
アフターコロナでは、ビジネスシーンも大きく変わると多くの学者や著名人が指摘する通り、デジタルトランスフォーメーションが加速度的に進むことを考えれば、パソコンが使えるか否かは、日本の労働生産性を大きく左右することでしょう。
0コメント